2000年製作の非常に珍しい楕円形サウンドホール、 ネックまでもハワイアン・コア。 そしてユニブレースではないコンサート。 コアロハの歴史的に見ても非常にレアなウクレレです。 このウクレレは、数が少なく2000年の一時期、半年ぐらいしか製作されていないようです。 なんでも、楕円のサウンドホールをすでに使用しているウクレレがあったようで、そのビルダーに敬意をはらい作るのをやめたそう。これ以降のコアロハのウクレレは、おにぎり型のサウンドホールになったそうです。 コアロハの銘器といわれるのは、この楕円のころまで。 コアロハ旧工場の入口にこの楕円ホールコンサートが飾ってあったということです。 ボディ（表裏）にハワイアン・コア１枚板を使用。サイドも1枚板でボトムで接ぎはありません。 ・ネックにハワイアン・コアを使用 ・指板にハワイアン・コアを使用 ・ブリッジにハワイアン・コアを使用 ・ナット、サドルにローズウッドを使　　用 細かな擦り傷、打痕はありますが経年からすればきれいな状態だと思います。 1〜3フレットに少々使用感があります。 ブリッジ接着部後ろ2mmほどが浮いたように見えますが、少しテーパーがかかっていて接着剤の跡もないので製造時からこの様な仕様だと思われます。( カラッとした明るめの音色で鳴りもでかいです。 また弾いている時にコアネックのトラ杢が見えるのがとても贅沢な至福感を覚えます。 このネックの造りも秀逸で通常ハイフレットになるに連れ厚みが増して行きますが、このネックは7フレット辺りで薄くなっているので指板は広くなっても握り易いです。 こんなネックはギターをはじめ、はじめて見ました。 他いろいろなパーツにも創意工夫、手の込んだ造りのウクレレだと思います。 この楕円ホールのコアロハ、ソプラノは時々見かけることはありますが、コンサートはまず見かけることはありません。 非常にレアな逸品だと思います。 現在この仕様で製作すると20万は下らないのではないでしょうか! ペグは精度の高いゴトーに交換しています。その際ヘッド表面2弦ポスト上部が少しチップしています。よく見ないとわからないレベルのものですが細かな事が気になる方はご購入されませんように。 ウクレレ３大メーカーの一つであるコアロハの逸品! 気になられた方、この機会に! よろしくお願い致します。