古信楽の大壷です。丸々と張り出した形、外反する頸部のたちあがり、底部のゲタ印、長石粒の弾けるビスケット肌など室町期の古信楽大壷の特徴をよく備えています。肩には白っぼい灰が降り溶けかかっています。火表と火裏とでの緋色の濃淡が出ています。口辺の外周の３割程を立ち上がりの途中から欠いています。底部に窯ひびがあり内側に漆が充ててあるようです。水漏れ確認はしておりません。信楽は土の性質上水を張ると石を噛んだ所から滲み出すことが多く、また直接水を張るとかなりの重量になるので、どうしても花を入れてみたいと言う方は竹筒やペットボトルなどの落としを用いて下さい。先日ウン千万の値がついた信楽壺は一回り大きな物でしたが、形や景色は似たようなものだなと思いながら買いましたが値段は何十分の一でした。壺ブームの頃はこの壺も結構な高値で売られていたことでしょう。手元で転がしたり眺めたりしているとやはり良いものは良いなとしみじみ思います。壺好きならやはりこのクラスを１つは飾っておきたい丸々とした古信楽大壷を特別出品です。・胴径35センチ・高さ44.5センチ・室町時代 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。